2019年1月11日に、企業や組織の業務改革を支援する 「ひとりぼっち株式会社」をこしらえました。 手探りでゼロから業務プロセスを 設計したり改善したりする必要に迫られました。 その悪戦苦闘ぶりを日記として綴っています。 綺麗な成功事例や整った論理よりも、 こんな紆余曲折の方が、ご参考になるかも知れません。
業革日記 ― 目次
- 2019年5月10日(金)
BPM(ビジネスプロセスマネジメント)仲間との飲み会。 「起業日記」が 面白かったとご好評を頂いたが、 自らの業務プロセスをゼロから設計・改善している経験も 非常に価値があるよ、と言わる。 「文書番号を 【"CC"+[西暦]+[連番]+[版数]+"案件名" 】 って決めたら、見積書と請求書とで文書番号が 同じになってしまうと途中で気づいて、 【"CC"+[西暦]+[連番]+[文書種別]+[版数]+"案件名"】 に変えるハメになったんだよねー」 とか喋ってたら、 「そーゆーの、日記的に書き残しておいた方がいいよ」 と言われる。 そういう次第で「業革日記」を書き始めることにする。
- 2019年5月11日(土)
経費精算のためSuicaの利用明細を印字。 「前回印字分以降の全明細を印字するには、 20件と100件、どちらを選べばいいんだろう」 と悩みながらSuicaカードを入れると、 ちゃんと前回印字分以降のみが表示された。 前回どこまで印字したか記憶してくれているんだね。 しかも印字は「前回印字の最後の明細が、 今回印字の最初の明細」(1明細重複)に。 計上漏れを防げる、素晴らしい仕様だと思った。
- 2019年5月12日(日)
既に終わってしまった仕事の内容を、報告書にまとめる、 という作業が、私には、とても面倒くさく感じられる。 「報告書にまとめないと、お金がもらえない」 という場合は、仕方ないと思うけれど、 それでもやっぱり、面倒くさい。 非付加価値作業だと思う。 こういう、「面倒で、意味も無いと思うが、 どうしてもやらねばならない作業」には、 むしろ「別の目的を付け加えて、 もっと面倒にすることで、楽しくする」のが良いと思う。 ただ報告書を作るのは面倒なので、 「自分を売り込む、キラリと光る言葉」を探して入れ込み、 今後の自社のサービスメニュー改定の時に使おう、 とか考えると、意外と楽しくなってくる。 改めて考えてみると、報告書を作成する時間は、 自己客観視の数少ない機会でもある。 誰のためでもない、他でもない自分自身のために、 報告書を書く。そう思えれば、面倒くささも半減する。 …かもしれない。
- 2019年5月13日(月)
「社長としての私が、従業員としての私に、給与を振り込む」 という作業が、なんだか面倒くさい。 もちろん公私をしっかり分けるのは必須だと分かっているが、 「ひとりぼっち株式会社」であるせいか、 なんかちょっと馬鹿馬鹿しくも感じる。 「法人口座からでなく、 個人の財布から払った立替費用(物品や旅費交通費)」を、 領収書などを含めて一件一件しっかり管理し、 その合計金額を給与明細に加えて、 個人口座に振り込む。 法人口座から個人口座への振り込みに、 毎回、振込手数料432円がかかる。 ソバ一杯分くらいのお金が消える。 今のところ、改善案は思い浮かばない。 もしかすると、改善する必要は無いのかも知れない。
- 2019年5月14日(火)
「顧客は誰か」について考えてみる。 【プロセス思考】において最も重要な要素の一つが「顧客は誰か」だ。 消費者に直接、商品やサービスを提供して 対価を頂くケースでは難しく無いが、 会社や組織が複雑に絡んでいるケースでは自明ではない。 後工程が常に顧客とも限らない。 私は、「プロセスの出力の対価に 決定権を持つ者」が顧客だと思う。 私の給与や地位に直接的な影響を持つなら 上司も私の顧客と言える。 親の教育支援に対して努力と成長という 嬉しい対価を示してくれる子供は顧客である。 ただくっついているだけの後工程は顧客ではない(多分、仲間だ)。 私を褒めて勇気付けてくれるが 収入には何の影響もない親友は顧客ではない(間違いなく、仲間だ)。 私や自組織がプロセスを回して出力を生み出す時、 その対価に決定権を持つ者、 私との価値交換関係を選んだり捨てたりする決定権を持つ者、 これか顧客だ。 「何を当たり前のことを力説してやがる」と 思われるかも知れない。 でも、よく考えると、「顧客でも何でもない者」に、 忖度し、疲れ切っている人が、実はたくさんいないだろうか。 「顧客でも何でもない者」に、 人生を捧げてしまい、後悔している人が、いないだろうか。
私たちは、長い長い付加価値連鎖プロセスのどこかにいる。 その中で、私や自組織の成果への「対価の決定権」を持つ、 プロセス上で最も近い者が、 現実的に「取り敢えずの顧客」となろう。 だから、最終顧客との間に、 十分な能力を持っていない上司や親会社が 「取り敢えずの顧客」として挟まっていることもある。 「取り敢えずの顧客」が、 長い長い端から端までの プロセスの全体最適を考えてくれていると思えるなら、 苦しくても信じてついていけば良い。 しかし、狭い見識で私利私欲に走っているようなら、 こちらから価値交換関係を切るという選択肢もある。 後ろめたいことが無ければ、顧客との関係は対等なのだ。 日々の生活において、仕事において、経営において、 「顧客は誰か」と考えること。 「誰が私への対価の真の決定者なのか」を正しく見抜くこと。 全てはそこから始まる。 そこを間違っていたら、泥沼の不幸が待っている。 実際、私も間違いまくっていた。 私の製品・サービスを選択したり捨てたりできる人は、 勿論、私の顧客である。 私の昇給や賞与の価格決定権を持つ上司は顧客だが、 年功序列で機械的に評価を決めているだけの上司は 顧客では無い(恩師かも知れないし、 かけがえのない友人かもしれないし、 ただのパワハラ管理職かもしれない。 いずれにせよ、顧客ではない)。 家族はみんな私の絶対顧客である。 親友は顧客でないからこそ尊い。
顧客とは、「対価の決定権を持つ者」である。 この定義が【プロセス思考】で常に成立するか、 今後とも考え続けてみよう。
- 2019年5月15日(水)
問題発生。 周囲の勧めもあり、 「会社用の定期券付きSuica」と 「個人用Suica」を二枚持ちすることにしました。 [ 私的外出先A駅→(区間1)→会社最寄り駅B→(区間2)→自宅最寄り駅C ] という利用パターンの場合、 A駅では個人用Suicaを使って乗車するけれど、 (区間2)を定期券利用するためには、 B駅で一旦降りねばならない。これは時間のムダだと思う。 何か良い手はないかとネットで聞いてみると、 「改札係員にお願いすれば実際の乗車経路に基づいて精算してもらえる」 ということが分かった。その一方で、 「ICカードは1人1枚・他の乗車券との併用不可、 と言う規定で作られている」らしいので、 「個人」として乗車した場合に 「法人」用のSuicaの定期券区間を使い節約しようと企むのが そもそも間違い(公私混同)なのだろうと腹落ちしました。
- 2019年5月16日(木)
ツイッターに、こんな軽口を書き込んでいた。 「どうも~、『ひとりぼっち株式会社』で『笑顔と土下座のルンペン社長』を やっておりま~す。安定の支出・まばらな収入。 日々、真綿とシメ縄で首を絞められる思いで~す☆ (真綿いらなくね?)」 ……余裕をかましているようだが、 よく読むと、現状の切実さを、うまく言い表している。 「世のため人のためになりたい」と思っているが、 実力が足りない、まだまだ生の声が聞けていない、 思いがカタチになっていない、自社の収益につながっていない。 「焦るな、焦るな」という声と、 「もっと焦らなくちゃ、いい加減ヤバイ」という声が、 いつも脳内を交錯している。 でも、「高眼低手」。理想は高く、でも今日は小さな一歩を歩むだけ。 それしかできない。
- 2019年5月20日(月)
メール送信のテンプレートで、あいさつ文の部分を、 社内用は「大変お疲れ様です」 社外用は「平素より大変お世話になっております」 をデフォルトにしていた。 クライアントではないが、社外の方に、 間違って社内用のテンプレートで返信してしまい、焦った。 「ひとりぼっち株式会社」で 「社内用テンプレート」を用意してある意味が全くない。 それだけでなく、こういう間違いの誘因にもなってしまう。 「使うかも知れないので、ついでだし、いちおう作っておくか」って、危険だわ。 いらないものは作らない。本当に使い続けるものだけを作るべき。
- 2019年5月28日(火)
名刺の「管理」が思った以上に難しい。 仕事用とプライベート用でバインダーを分けて、 仕事用は会社別にページを分ける、という大雑把なルールがあるだけ。 一応の整理整頓はできたけれど、これをどう【活用】するのか というシーンを想定して、 検索性を高めたり情報を追加したりしないと、 管理している意味が殆ど無い。 「何のために名刺を管理しているのか」を もう一度、考え直す必要がある。
- 2019年5月29日(水)
契約書に収入印紙を貼る必要が生じた。 恥ずかしながら「収入印紙って何?」から調べ直した。 税額は文書の種類や取引金額によって細かく指定されている。 4,000円の収入印紙はコンビニでなく郵便局で買う。 勘定科目は、使うなら「租税公課」、買い置きなら「貯蔵品」。 サラリーマン時代は収入印紙を貼ることなんて無かったので、 全く知らなかった。購買部や経理部が 全部処理してくれていたのだろうなぁ。
- 2019年5月30日(木)
社会保険料(健康保険料+厚生年金保険料+子ども・子育て拠出金)って、 報酬月額が変わらなければ年度内は同じだと思っていたら、 (標準報酬額300,000円の場合で)90,180円→90,660円→90,810円と ジリジリ上がっている。 経費台帳を更新していて、「先月分コピれば大丈夫だろう」 と思ってたら、通知書と差があって気づいた。 確証との突合せは本当に重要だと痛感した。
- 2019年6月1日(土)
社会保険料は年度内でも変動する。 「健康保険料+厚生年金保険料」は会社と従業員で折半なのだが、 通知書が来るのが納付目的年月の翌月中旬なので、控除額が決まらない。 ハテ、どうしたら良いのか。 ネットで少し調べた範囲では、ズバリの答えは見つけられなかった。 きっと適切な会計処理や事後調整の方法があるのだろうが、 会社としては厚生労働省(年金事務所)に 正しい合計額を収めているのだから、 大きな問題は無いはずで、あとは労使間の問題であろうから、 給与からの控除額(従業員折半分)は年度初めから固定として、 年度内の社会保険料の上昇分は会社負担にすると決めた。 もしこの方法に問題があるとしても、 シンプルなルールにしておけば、事後補正も容易だろう。
- 2019年6月5日(水)
「健康保険料+厚生年金保険料」は年度内でも変動するが、 納付目的月の金額通知が翌月中旬のため 正確な折半額が給与計算に間に合わない件、 税理士の先生に確認したら 「事後でも精算しないとダメです」との由。 年末とかに一括精算する運用にすると、 その精算業務自体を忘れそうで怖いので、 差額(増分の半額)を翌月の控除分に 上乗せする運用にしよう。 もし変化が無ければ何もする必要はない。
Suicaカードの経費計上の件といい、 社会保険料の件といい、 「工夫して少しでもラクしよう」と 素人が考えることは全て間違っていた。 「金額的に大したこと無いから、これでいいだろう」 と勝手に思っても、結局のところ、 可能な限り厳密になるように 処理しないといけない。 …と書くと「当たり前だろう、真面目にやれ」と 怒られそうだ。 とにかく一年、運用を回してみれば、 業務プロセスも色々洗練化されるであろう。 いまは日々、勉強です。
- 2019年6月10日(月)
文書整理棚の一つを「廃棄予定棚」にして 文書整理が非常に効率的になったが、 今度はこれを最終確認しつつシュレッダー廃棄する時間が 面倒に思えてきた。 静音型シュレッダーとはいえ、音楽を聴きながら というほど静かでもない。 そこで、安くて遮音性の高いヘッドホンを買ってきた。 これで好きな音楽を聴いたり、ニュースの読み上げ動画を 聞いたりしながら、廃棄作業できるようになった。 細かいことではあるが、 こういう小さなプロセス改善の積み重ねが 業務効率を上げていくのだ。
- 2019年6月12日(水)
「一人の会社」と「二人以上の会社」は別物だ。 後者は法人内部に「全くの未知」を抱えることになる。 会社を大きくしようとするなら、 膨大な未知を制御するコストよりも、 得られる安定性や多様性が生み出す顧客価値(=収入の上限)が 上回るビジネスモデルなのか、冷静に自己客観視しなければならない。
- 2019年6月14日(金)
やっぱり忙しくなると、作業の抜け・漏れが発生する。 顧客対応スケジュールは二重どころか三重チェックしているけれど、 地元自治体の部会委員や居住マンションの理事長としての対応、 会社の事務処理などを、個人で漏れなく管理するのは、やはり難しい。 メール以外で到来する依頼などは、 その場で捌かないと忘れる。 口頭、郵送書類、LINE、Facebook、口頭など、 到来種別も様々。今は「その場で捌けないもの」は すべてメールに打ち直して会社用アドレスに送ることで ToDoリストを一本化している。
- 2019年6月17日(月)
『創業時の想いを忘れるな』と言われる。 企業が長く続いていると、惰性に陥り、夢を忘れ、 贅肉だらけになるのを戒める言葉だ。 創業時には、失うものが無いので、創っていくこと、 変わっていくことに、躊躇が無い。 今や歴史ある大企業と言えども、 そういう感覚を持たないと、安泰ではない。 しかし、現経営陣・従業員の殆どは創業時の想いを 「忘れる」以前に「知らない」のではないか。 私自身も今年1月に起業したが、その時の「想い」を もう色々忘れ始めている自分に愕然としている。 こんな小さな会社でも、コンテンツが溜まり スタイルが出来上がってくると、 今の精神を忘れて、そのパターンの繰り返しに しがみつくようになる危険は、十分にある。 それは、「リアルな市場」からの離脱に他ならない。 気を付けよう。
- 2019年6月19日(水)
社会保険関係の手続きは全部終わったと安心していたら、 「被保険者報酬月額算定基礎届 総括表」 「被保険者報酬月額算定基礎届 70歳以上被用者算定基礎届」 を7月1日(月)~7月10(水)までの間に提出するよう 日本年金機構からの依頼が来た。 色々あるんだねぇ…。 既に届出書は印刷されていて、内容に問題が無ければ そのまま提出すれば良いようにできているが、 まだ期限まで時間があるので、じっくり見よう。 従業員が2人以上いるならば、 この手の作業は社会保険労務士に 依頼した方が良いのだろうなぁ。
- 2019年7月1日(月)
脱サラ起業して約半年経過。 『国税 収納金 整理 資金(納付書) 給与所得・退職所得等の所得税徴収高計算書(給) 領収済通知書』と書かれた謎の書類が届いた。 通知書でも何でもなく、 要は「自分で源泉所得税を計算して納税しに来なさい」 という趣旨の伝票らしい。 まだまだ色々あるなぁ。 最低一年は回さないと、 経営に必要なことって分からないな。
- 2019年7月2日(火)
脱サラ起業して半年、ちょうど通勤定期券を継続する時期だ。 「個人として定期代を現金で払って、 後で給与に上乗せする経費処理が面倒だなぁ、 法人クレジットカードで直接支払えたら良いのになぁ」 と思いつつJR券売機で継続手続きをしていたら、 何と普通にクレジットカードが使えるではないか。 世の中、どんどん便利になっていくなぁ。
- 2019年7月3日(水)
そうだった、6月分の給与を自分自身に支払わねば。 立替費用の締め処理を行い、社会保険料折半分の金額確定のために、 日本年金機構からの「保険料納入告知額・領収済額通知書」を シェアオフィスに受け取りに行かねば。 だんだん事務処理のサイクルが分かってきた。
- 2019年7月4日(木)
銀行に行って、無事に納税完了。 収入はまばらなのに、お金は確実に出ていく。 頑張って開設した法人口座に積んだ資本金が ガンガン減っていくのを通帳で確認しながら、 「もっと営業に力を入れねばならないのかもなぁ」 などとノンビリ考えている自分がユル過ぎる。
- 2019年7月12日(金)
ひとりぼっち株式会社を設立して、ちょうど半年が経過しました。 まだ潰れていません。 でも、法人口座の残高が急降下でヤバい感じです。 なぜお金は着実に出ていくのに、 まばらにしか入ってこないのだろう。 そろそろ笑いごとではないと気付き始めた模様(←気付くのが遅い)。
- 2019年7月13日(土)
文書棚を整理していて、一年前に再就職先を探していた頃から、 半年前に脱サラ起業のために法人設立手続きに奔走していた頃にかけて 入手した資料などが、色々出てきた。 「あの頃は本当に些細なことが 心配で心配で仕方なかったなぁ」 と微笑ましく思いながら、全部捨てた。
- 2019年7月15日(月)
プログラマは、コーディングのために 何が必要かを隅々まで知らねばならない。 システムエンジニア、アーキテクト、マネージャ、経営者 となるにつれ細部の重要性を忘れていくが、 「結局のところその要求はソースコードの どこに定義・実装されるのか」が想像できる プログラマの能力も維持しておきたい。
- 2019年7月17日(水)
本年1月11日に脱サラ起業した時は、 1月のスケジュールが雪のように真っ白で、 私はこのまま世界から忘れ去られて消滅するのではと怯えていた。 だから今は、休日の仕事の依頼が来ても、 専門外の仕事を頼まれても、有難いと思うし、 嬉々として引き受けられる。 この気持ちは、ずっと忘れないようにしよう。
- 2019年7月22日(月)
先ずは一般論。女性が男性に相談に来る時、 女性は「置かれた状況に共感して欲しい、 既に持っている答えを後押しして欲しい」のだが、 男性は「状況を分析し、鋭い助言をしよう」と 頭をフル回転させ、相手の話への共感を怠り、 何か思いつくと相手の話を遮って自説を述べ始める。 職場での対応の場合は特に、これは悪手。
- 2019年7月23日(火)
明日の北海道出張の準備が出来ていない。 資料は全部印刷して、eチケットともどもカバンに入れ、 「飛行機の中で、しっかり予習すればいいや。 明日は早いので、もう寝よう」と決意した。 そして多分、飛行機の中でも寝てしまうという、 お決まりのパターン…。
- 2019年7月25日(木)
脱サラ起業して半年。 時間を主体的にコントロールできるので、 週休3~4日ペースでメリハリつけて働くぞ~、 と思っていたら、 一人であらゆる仕事に対応せねばならないため、 週末含めて、のべつまくなしに働く事態に。 うぅ…。思ってたのと、なんか違う…。
- 2019年7月28日(日)
脱サラ起業して半年。 家族を養うのに月30万円程度必要なのに、 今月の売上は10万円。 そこに単発2万円のお仕事が入る。 「それっぽっち」だなんて思わない。 自分でもビックリするほど嬉しい。 金額の多寡に関係なく、自分の法人口座にお金が振り込まれることは、 本当に心の底から嬉しいものだ。
- 2019年7月29日(月)
脱サラ起業して半年、ひとりぼっち株式会社で 「笑顔と土下座のルンペン社長」をやっとります。 会社勤めの時と違い、 「こんな雑用、オレの仕事じゃ無いじゃん」と 不満を感じることは無くなりました。 全て私のお仕事です。ありがたく、喜々として、 領収書に糊付けして金額を管理台帳に転記しております。
- 2019年8月1日(木)
どうも~、笑顔と土下座のルンペン社長でーす。 まばらな収入、着実な支出。 あれよあれよと資本金も底が見えてきて、 豪雨の中に捨てられた子犬の気分です。 妻からの先月の生活費の請求額を見て、 両方の鼻の穴からブシュッと鼻血が出ましたよ。 主原因は子供二人の夏期講習費か。教育費って高いなぁ~…。
- 2019年8月3日(土)
先週までが忙しかったせいか、夏の暑さのせいか、 心身にハリがありません。モチベーションが湧きません。 「世のため人のために頑張るぞ」という元気が絞り出せません。 やるべきコトはドッサリ溜まっていますが、着手できません。 軽い鬱(うつ)かな。困った。
- 2019年8月4日(日)
昔だったら面倒と思うような事務作業も、 自分の会社のことだと思うと、なぜか結構たのしい。 契約書を2部印刷してホチキス止め。 ニチバン製本テープで背ばりして契印を押す。 封筒に宛名を書いて切手を貼り、 アラビックヤマト糊で封をして、ポストに投函。 …こんな作業に、むしろ癒される。
- 2019年8月5日(月)
脱サラ起業して、個人的に見れば、 「世のため人のために働く時間(付加価値時間)」は 劇的に増えたと感じるが、収入はガクンと減った。 そりゃまぁ起業してまだ半年なので仕方ないとも言えるが、 「大きな組織を支えるための時間」は、 何であれ間接的には何らかの付加価値時間だったんだろうなとも思う。
私は今「ひとりぼっち社長」なので、 仕事に対するモチベーションが弱まったら、 いきなり最悪の経営危機になる。 この週末、なかなか仕事に対する意欲が絞り出せなくて、 「これって深刻な事態なんじゃねーの?」と一瞬焦ったけれど、 飲んで食って寝たらスッキリ元通りになった。 よし、今週も頑張るぞ~!
- 2019年8月6日(火)
社長個人としての私が、経営する法人にお金を貸す場合にも、 「金銭消費貸借契約書」なるものを作成し、 印紙を貼る必要もあるのね。めんどくせー。 でも、公私混同しないためには確かに大切なことだな。
- 2019年8月7日(水)
ある中小企業の社長さんから 「起業直後は消費税を納めなくて良いけど、 その猶予期間も消費税分は 別口座に分けて管理する癖をつけておくべき」とご助言頂きました。 消費税は一時的に預かったお金。 年に2回ドカンと持っていかれる。 感覚的に売上の一部だと勘違いし 手をつけがちなので要注意、とのこと。
- 2019年8月16日(金)
大会社の社内政治は付加価値業務(VA)ではないが、 ビジネス付加価値業務(BVA)ではある。 直接の顧客価値ではないものの、 「大きな会社を維持する」ことは、規模の大きな生産を可能にし、 安定した会社運営は顧客に安心感を与える。 検索や移動などの非付加価値業務(NVA)とは 分けて考えるべきだ。
- 2019年8月19日(月)
『念じれば、願いは叶う』って、 霊感商法っぽい胡散臭さを感じるかもしれないけれど、 私はこれを不思議だとは思わない。 無意識に刷り込まれるほどの強い願いは、 現代の科学では定量化できないが、 「非-言語的」「非-意識的」に、自分自身を作り変え、 実は周囲の人にも願いが伝わっているのだ。
- 2019年8月21日(水)
企業の業務プロセス/組織設計でも、 プログラムのコーディング/関数設計でも、 「相手に必要以上の情報を渡してはいけない。 相手が役割を完遂するために必要な情報は 全て渡さなければならない。」 ほんの少しでも多ければ誤解されるか混乱させる。 僅かでも少なければテキトーな解釈でゴマカサレテしまう。
- 2019年8月22日(木)
独立起業して半年、ひとりぼっち株式会社で、 笑顔と土下座のルンペン社長をやっとります。 いやー、お金を使うのは簡単だけど、稼ぐのは難しいわぁ〜! 営業スキル皆無の私ですが、 人脈と口コミで、少しずつ、お仕事増えて来ました。 「生きている」のでなく「生かされている」って感じます。 感謝、感謝!
- 2019年8月23日(金)
プライベートも仕事も、同じスケジューラ上で 細かく時間管理しています。どっちも平等に大切だから。 お客様との重要なアポイントも、 娘からの「今晩一緒にビデオ見よう」というお誘いも、 同じ平面上に並べています。 これが「ワーク・ライフ・マネジメント」の第一歩だと思うのです。
- 2019年8月24日(土)
日本年金機構から 「健康保険・厚生年金保険被保険者標準報酬決定通知書」 なるものが届く。 既に申請済の金額から変わっていないのだが、 「このままいくよー」という挨拶みたいなものなのかな。 サラリーマン時代は誰かが処理してくれいたであろう書類が 全て直接届くようになり、なかなか面白い。
- 2019年8月26日(月)
起業して半年。固定費は固定的に消え、 変動費は変動に応じて減る(超ぉ〜当たり前!)。 しかし、足掛け三ヶ月の仕事の入金は五ヶ月後という感じ。 マジで出て行く一方感ハンパ無い。 …私、何か根本的に間違ってます?
- 2019年8月28日(水)
ひとりぼっち株式会社を起業して半年、 資本金も底をついてきて、 特に投資をしているワケでもないのに 何でこんなに金が減るんだと、 改めて通帳で推移をマジマジと見てみると、 犯人は自分自身の役員報酬と社会保険料であった。 …むぅ。文句を言えない。
- 2019年8月30日(金)
多くのコンサルタントが、顧客の欠点を指摘し、不安を煽る。 継続して仕事(カネ)が欲しいから。 私は、お客様ご自身が気づいていないような長所を自覚して頂き、 伸ばそうとする。自走して頂きたいから。 でも、儲からないし、お客様が楽観的になり過ぎるのも良くない。 本当の正解は中間にあるのだろう。
- 2019年9月1日(日)
いま自分の法人口座の通帳をマジマジと眺めている。 殆ど全ての行が「お支払金額」の列に印字されているので、 たとえ利息16円だけでも「お預り金額」列に印字されていると、 ほっこり嬉しいんだよ。嘘じゃないよ。悲しくなんかないよ…。
- 2019年9月2日(月)
9月になった。経費処理せなアカンな。 自分に給与も振り込まないと。 交通費や交際費の立替分とか社会保険料の折半分とか、 Excelで自動計算できるよう仕組みも整えた。 見積・受注・納品・請求・入金の予実管理も、 やっと見通せるようになってきた。 …おおっ、なんか、会社っぽくなってきたじゃん~♪
経理サービス会社の社長さんと飲んだ時、 「PLってのは一種の嘘だから。真実はキャッシュフローだから。」 と言われ、深く納得。起業して8ヶ月経つ私の会社、 損益ではやっと成り立ってきたが キャッシュフローが追い付いていない。 「前受金とか分割検収とか交渉せなアカンよ」と言われてしまった。
- 2019年9月3日(火)
サラリーマン時代は 「スケジュール調整?めんどくせー」 「収支管理?めんどくせー」 「報告書作成?めんどくせー」 だったけど、独立起業したら、それら全てが 「ヒマでなく、お仕事がある証拠」なので、 有り難く感じられる。 …まぁ、本音を言えば、ちょっとはめんどくさいケド(笑)。
始めてしまえばアッというまに終わる仕事でも、 ヤル気スイッチが入るまでが長い、ダメな私。 「まずは作業に必要なファイルを 一つのフォルダに集める」とか、 ヤル気スイッチが入っていなくても出来ることから着手して、 本格着手のハードルをジワジワ下げる作戦。
- 2019年9月4日(水)
もしかすると、経営者って、 「社会に価値を提供することでお金を頂いて、 そのお金でもっと大きな価値を社会に提供していく」のが、 お仕事なのではないか。 夜な夜な飲み歩くことではなくて。
会社勤めを辞めてピン芸人で生きて行くと決め起業して8ヶ月。 つくづく思うのは、【価値の流れ】の重要さ。 誰にでもできる作業を続けていると魂が痩せ細っていく。 自分ならではの価値をもっと押し出していかねば。 とはいえ、吐き出す一方では知識が淀んでいく。 常に学ばせて頂き、価値を吸収しなければ。
- 2019年9月5日(木)
「お金持ちになりたい」という人に、 「何のために、何年以内に、何万円を稼ぎたいですか?」 と聞くと、 「そんなことは考えていないけど、お金が欲しい」という。 そんな程度の気持ちの人のところに、 お金が流れるはずがない。 お金が欲しい人は、ほかにも一杯いるのだから。
- 2019年9月7日(土)
誰だよ固定費に『固定費』って名前をつけたのは。 すげぇナイスネーミングじゃねーかよ。 マジで毎月毎月飽きもせずガッチリ固定的に出ていくよ。 たまには出なくてもいいのにと思うくらい律儀に同額が出ていくよ。
経費処理とか、すごく真面目にやってるつもり。 領収書も日付別に台紙に糊付けし、 Excelで台帳管理し、納品書も保管している。 Suicaもドンブリ勘定せず、明細ごとに行先と金額を管理している。 それなのに、いま、Amazonで発注したコピー用紙(2,063円分)の 記録漏れを発見した。ちょっと自己嫌悪なう。
『(株)カレントカラーIT購買ご担当者様』宛に、 ノートPCセールスのハガキが届いていた。 あっはっは、ひとりぼっち株式会社なので、 そんな立派なご担当者様なんていませんよーだ。 (…待てよ、経理・購買・人事など、 あらゆる担当者が私だ、とも言えるか…。)
- 2019年9月9日(月)
会社勤めの時は、私の意志とは関係なく、 色々なことが降って湧いたり頓挫して消えたりしていた。 今、ひとりぼっち株式会社を立ち上げてみたら、 やると決めたらそのまま動くし、 やると決めないと何も動かない。 当たり前のことなんだけど、自己責任の輪郭が明瞭すぎて 逃げ場が無い。
前の会社を辞める時に、 上司から「起業するんだったら、お客様に提示する価格は、 自分が欲しいと思う金額の3倍をつけなさい」とのご助言を頂き、 内心(いやー、3倍はボッタクリ過ぎでしょう)と 思っていたのだけれど、事業を拡大していこうと思ったら、 マジでそれくらいが丁度いいんだな、と実感中。
本年1月11日に起業して、本日9月9日時点で、 ざっくり690万円使って270万円稼いだ。 何もせずに引きこもっていた方がマシだったのかも知れない…。 支出の内訳を確認してみると、出版費が重たいなぁ。 まだ三分の一も支払っていないのに既に結構な割合を占めている。 自分自身への給与(役員報酬)は低く抑えたつもりだが、 法定福利費と合わせると4割近い。 でもまぁ、コレはコレで良いだろう。 どこを削るかというよりも、これを賄えるくらいは稼がねばならん、 ということだよなぁ。
- 2019年9月15日(日)
コンサルタントとして独立したので、これからは、 朝起きたら先ず鏡を見て、 「この顔にカネを払いたいと思うか」と自問自答することにしよう。 さっそく実践。………。 …ないわー。1円だって払いたくないわー…。 気が滅入るので、やっぱヤメ。
- 2019年9月17日(火)
24歳で就職し、50歳まで同じ会社で26年間も働いた。 その間、多くの種類の仕事をしたが、 それでも「何らかの意味で何も変わっていなかった」と思う。 独立起業して8ヶ月経過したが、 「本質的に違うことを実行しなければならない」と感じる。 老体に鞭打って日々新しいことを学ぶのは結構シンドイ。 休暇という概念も無いので、つい働き過ぎてしまう。 自制せねば。
- 2019年9月20日(金)
私の人生も残り少ないので、 「自分のためになるかも知れないと思いつつ、 面倒だから避けていたこと」に、 片っ端からチャレンジしていこう。 せっかく脱サラして、背負う看板が無くなったことだし♪
- 2019年9月23日(月)
業績をサイバー空間にアップロードできる人間以外は淘汰される。 土木作業・事務作業・芸術活動・士業・設計・開発・経営なんであれ、 進捗や成果を電子的に表現・報告できないと、 データ上で猛烈な速度と精度の仕事をしている人々からは、 「実態を物理現実に匿している扱いづらい旧人類」と烙印を押されるようになる。
- 2019年9月24日(火)
50歳を過ぎると、ちゃんと心身をメンテナンスしないと、 パフォーマンスがガタ落ちになる。 10代後半の「何をやったらいいのか全く分からないけれど、 エネルギーだけはムダに余りまくっているぜぇぇ〜!」 という時期が、 「懐かしい」というよりも「まぼろし?」という感じ。
脱サラ起業して8ヶ月半。 経費を使ったり営業したり仕事をしたり収入を確認したり 税金を納めたりと、いちおう表面的には「経営が回っている」ような 感じはするが、「ええっ、そんな超ぉ~基本的なことを 一切やってなかったのかよ!」という大穴があるのでは… という心配が、時々アタマをもたげてくる。
- 2019年9月26日(木)
『本当は、やりたくないのだけれど、 やっているフリをするには、どうしたら良いか』 という相談が多過ぎる。 今日は久しぶりに『やりたいことがあるが、どうしたら良いか』 という相談を受けて、 コンサルタントとしてハッピーな気分になっている。
- 2019年9月27日(金)
どうも〜。ひとりぼっち株式会社で、 笑顔と土下座のルンペン社長をやっとりま〜す。 高級コンサルとして散々エラそうなことをホザいた直後に、 営業としてヘコヘコ増額交渉をしておりま〜す。
- 2019年10月1日(火)
月初日。起業したての、ひとりぼっち株式会社のルンペン社長である 私にとっては、月次決算手続きやら社員(=私)の給与計算・振込処理やらで、 面倒くさい日だけれど、「あぁ、自分の会社が回り始めている」と、 幸せを噛み締められる日でもある。
京都のお客様を定期的に訪問するのだが、 ホテル宿泊費が1泊5,125円~15,100円と、 アホみたく変動する。 お祭りや紅葉などと重なると、どこも高い。 これでも水曜日からの宿泊なのでまだマシで、 三連休前金曜日からの宿泊だと1泊25,000円~だったりする。 そんなんだったらマンガ喫茶で寝るわ~って感じ。
法人口座の通帳記入を見て「アレ、なんか入金額が少ない…」 と思ったが、そうだ、8月末の請求書を9月頭に「日付を直して」と 再提出した分は、支払条件が「振込期限=翌月末日」なので、 10月末にならないと入金されないのだった…。 出ていくのはスグだけど、入ってくるのはドンドン先送りになる(涙)。
独立起業して約9ヶ月。大企業の看板を外してみると、 「自分って、この程度の人間だったのか」と思い知るが、 それでも「ここだけは自分自身のチカラだ」という部分が ハッキリ分かって、むしろ晴れやかな気分。 しっかりお客様のために働き、過不足なく対価を頂こう。 なんか「プロ」って感じ♪
- 2019年10月3日(木)
自分のことで悩んだら、大切な人のために何をするかを考えよう。 会社の内輪で悩みがあったら、顧客のために何ができるかを考えよう。 内側に答えはない。答えはいつも外側にある。
- 2019年10月4日(金)
会社を作ると、サラリーマン時代とは、 出て行くお金も入ってくるお金も桁が違ってくる。 私は人間のうつわがちっちゃいので、 銀行での手続きのたびにいちいちビビッている。
昨年まで大企業のサラリーマンだった時は、 真面目に名刺整理をしていなかった。 今は一人ぼっち株式会社で笑顔と土下座のルンペン社長をやってるので 名刺整理はとても大事。 だいぶ名刺が溜まってきたので、改めて重要度・新鮮度を考慮し 並べ直した。 当たり前のことだが、人間関係が激変していて驚いた。
- 2019年10月7日(月)
「目的」を持つことが大切で、プロセスや技法は、 全てその脚注に過ぎない。そう言われる。 けれども最も重要なことは、 誰も最終的かつ明確な目的など持っていない、ということだ。 全ての目的は本質的に「とりあえず」持つものである。 立派な目的が必要なわけではない。 「とりあえず」の目的で良いのだ。
- 2019年10月9日(水)
生きるのは大変、死ぬのは簡単。 お金を稼ぐのは難しいが、使うのは容易。 会社を繁栄させ続けるには多大な努力が必要だが、潰れるのは一瞬。 愛は育み続けなければ壊れてしまう。 部屋は片付け続けないと散らかる。 エントロピーの高い(抽象的な)状態を維持しようとしても、 宇宙の法則がそれを許さない。
- 2019年10月10日(木)
お客様からのメールが、スパムとしてサーバで遮断処理されていた。 クライアントで仕訳けられたなら気付くが、 サーバで遮断処理したなら、送信者にその旨をフィードバックするか、 受信側に通知しろよ。人知れず握り潰すとか勘弁してよ~。 問合せたら「レポート機能を使って確認して下さい」だって…。
- 2019年10月14日(月)
今回の台風19号で改めて思った。 避難準備や決断のタイミングは、 普段から合理的な基準を考えておかないと 発災時の情報収集や検討だけで神経が疲れ果ててしまう。 訓練や防災マニュアルの確認も大切。 あと、近所との連携も自然と必要になる。 普段からの近所付き合いの有無が、生死を分けるかも知れない。
- 2019年10月15日(火)
「すぐできること」なら、即決即断でやれば良いのだが、 「うっ、それは…」と躊躇するようなことは、一呼吸置く。 できれば翌朝まで判断を保留する。 潜在意識にある「何がイヤだな…」という気持ちは、 だいたい何か正しい意味を持っているし、 また、その「イヤな感じ」が、最適な道筋を 自分の視界から覆い隠してしまうことがあるので。
- 2019年10月16日(水)
業務プロセス改善・改革のコンサルタントをやっていて、 「関係各部署が連携して、 業務量の平準化に取り組み続けるべきです」 などと偉そうなコトをほざいておきながら、 自分の仕事は突然忙しくなったり 急に暇になったりと、全然平準化できていない。
- 2019年10月18日(金)
反射的に「この時間単価でコンサルを引き受けるのは、 流石にちょっと…」と思ったが、 自分がルンペンなのを忘れていた。 もう慢心が始まっている。ヤバイ。 お声がけ頂けただけでも有難いのだ。 今は仕事を広げる時期。 一人前のフィーを頂くのは、もっと後。
- 2019年10月20日(日)
出張中の飲食費は領収書も捨てていたし 経費にも計上していなかったが、 「それは計上すべき」というご意見を多数頂き、 9月から心を入れ替えて領収書を残すようにした。 2ヶ月弱で「塵も積もれば山となる」で 11,448円。 うわー、結構な金額になるなぁ。 (立ち食い店などで領収書が無い分も含むと、もっと多いはず。)
健康保険組合に「健康保険被扶養者状況リスト」を提出する。 これまでは、こういう書類を確認・提出するのは 「面倒くさいなぁ~」と思っていたものだが、 生まれて初めて会社を立ち上げたばかりの私としては 「あぁ、社会の一員として認められているなぁ」 「社印・ゴム印が活躍しているなぁ」 と嬉しくなっている。
- 2019年10月23日(水)
60歳定年までのキャリアパスも、定年後の人生も思い描けず、 50歳で大企業を退職し、独立起業した。 このゲームの勝利条件は (1)60歳までに、そのままサラリーマンを続けていた場合 以上の収入を得ること (2)61歳の時点で、60歳時点の年収で健康に働いていること。 これさえ満たせば、今回の判断は誤っていなかったと言えるだろう。
- 2019年10月24日(木)
しばらくぶりに会った人や組織が、 びっくりするほど進化していないのを見ると、 組織文化ってそうそう簡単には変わらないものだよなぁ と改めて思う。
- 2019年10月25日(金)
時間は一定に流れているのに 「週末までのスケジュールは頭に入っているけれど、 来週の重要な予定の準備ができていない」 「月末までの仕事を組み立てる時に、 来月のことが考慮されていない」 という問題の原因を考察するに、 「カレンダー」という枠組み・形式に 閲覧範囲や思考が縛られているのがイカンのだな。
- 2019年10月28日(月)
相手の知識が足りなければ、 コンサルティングからティーチングに切り替える。 自走できそうならコーチングに。 心の問題を抱えているならカウンセリングに。 自分の手に余るなら専門家にパスする。 全てはクライアントがより良くなるために。 自分の得意なやり方で押し通そうとしてはいけない。
- 2019年10月29日(火)
なにせ「ひとりぼっち株式会社」なので、 「うっかり忘れてました〜」が即座に 業務事故・法令違反・経営破綻に直結する。 だから、スケジュールやタスクは三重チェックしている。 なるべく違う手段・違う時刻・違う観点で チェックが掛かる仕組みにしているが、 もちろん完璧では無い。まだまだ改善が必要。
「どんなビジネスモデルが儲かるんだろう」と、 考えなくも無い。でも私は、ビジネスの形態ではなく、 「自分が進化し続けること」が、儲かる秘訣なんだと思う。 自分が前へ前へと進んでいないと、 世間は直ぐに追いつき追い越していく。 苦労して続けていないと、どうも安心できない。
10/28(月)に人間ドックを受けてきたが、この施術費は、 会社の経費にしよう。そうしよう。 社員1名の会社で1名(つまり全員)に対して行った 福利厚生施策として扱えば良い。 社規にもシッカリ明記しよう。
- 2019年10月30日(水)
「社長になったら、決断のスピードが重要だよ〜」と、 色々な人から言われた。 責任が重くなり、状況も複雑になるのに、 そんなこと私にできるのかなと心配だった。 でも、現実はむしろ単純だった。 悩んだり、待ったり、先送りしたりする理由が、 予め奪われている。 やるべきことは、既に決まっているのだ。
千代田区役所・麹町税務署から法人宛に 年末調整関連の書類が山盛り届いた。 『年末調整のしかた』という100ページを超える冊子や、 『給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引き』を前に、 現実逃避したくなっているが、 要は『給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表』を 提出すればいいだけのような気がする。 特段、追加すべき法定調書は、 このミニマム会社には、無いように思われる。
- 2019年10月31日(木)
文房具なんて、どこで買っても同じだよな〜、 と思っていたけれど、自分の会社で色々使うようになると、 チョットこだわりが出てきて、 少し遠くても品揃えの丁寧な文房具屋に行ってしまう。 …文房具に限らず、野菜とか洋服とかも、 微差が大事なのかも知れない。 いや、あらゆる商売が、そうなのかも。
- 2019年11月1日(金)
月に一度の銀行巡り。 んん?今日から振込手数料が変わったのか。 なんかグッとくる金額だな。 990円あれば、ランチお腹いっぱい食べられる。
ポイントとかマイルとか「くだらない」って思っていたけれど、 自分で経費処理とかする立場になったら 「チリも積もれば宇宙戦艦ヤマト」って感じている。 結構な金額になるものだなぁ。
- 2019年11月3日(日)
1時間の講演のため、往復10時間を要する場合、 旅費交通費は頂けるが、10時間を拘束されることについては、 お客様はお金を支払わないし、支払う理由も義理も無い。 サラリーマンなら移動日当が会社から出ることもあろうが、 それはお客様から直接頂いたお金では無い。 移動中は何をしても自由だが、何でもできるわけでもない。
「会社を立ち上げたら、掛かったカネはしっかり取れ。 提案書作成に掛かった分ですらキッチリ請求しろ」と 言われたことがある。一理あると思う。 でも、移動時間分や、待合せ時間まで お客様先近くの喫茶店で飲んだコーヒー1杯分まで、 請求するだろうか? …実際には、明細にそうは書かなくても、 請求金額に含めるべきなのだろう。
でも、お客様から直接頂ける費用(直接費)以外の 間接費(非付加価値作業)は、 なるべく少ないほうが良いだろう。 私は一人ぼっち株式会社なので、もっともっと工夫できるはず。 社員が二人以上になると、事情はまるで変わって来るが、 一人ならまだまだ工夫できるはず。- 2019年11月5日(火)
最近【傾聴】という言葉を激しく目にする。 働き方改革・生産性向上・多様性受容・ ハラスメント防止・コーチング等で。 「環境を整える」「相手の話を遮らず、相槌を打ち、要約して確認」 「質問は発散から収束へ」等、色々な技術を教わるが、 私に一番刺さったのは「傾聴」の英訳 = "active listening" 。
- 2019年11月6日(水)
どうもー。ひとりぼっち株式会社で、 「笑顔と土下座のルンペン社長」をやっとりまーす。 もし相手に土下座されたら、どうするって? ふっふっふっ、私には究極奥義「土下寝」があるので大丈夫!
- 2019年11月9日(土)
人間ドックの結果が届いた。26項目中3項目で異常あり。 尿検査(蛋白・潜血)、 腹部エコー(脂肪肝、肝のう胞)、 胸部CT(小結節・策状影)。 尿検査では「再検査が必要」と言われている。 …ふむふむ。流石に51年間使ってきた身体だけあって、 順調にポンコツになってきた感じ。もうちょい大事に使おう。
- 2019年11月10日(日)
組織の強みがプロセスに吸い上がれば、 配下に多様な人財やシステム・ロボット・人工知能を どのように配置するかは、パズルの問題になる。 個々人の脳内に頼ったままではパズルは解けない。 一方で、プロセスを資産として大切に思い、 皆んなで育て続ける文化を持った組織は、 後退りすることなく進化し続ける。
生身の天皇陛下よりも皇室典範や三種の神器が一段上にある。 その在り方は象徴に過ぎないが、 日本の国体を明確に定義してもいる。 最上位に「人」でなく「プロセス」がある。 一方で、社長より一段上の理念が形骸化している会社は、 社長が変わる度に施策がコロコロ変わり、 輪郭がぼやけ贅肉が増え非効率になる。
- 2019年11月14日(木)
「面倒くさい」と思ったら、 それは無意識からの「やるべき」という助言。 というわけで、今日は事務作業Dayと決めて、 経費処理・交通費仕訳・メール返信・ファイルやデータの整理・ 報告書の作成・出張手配など、ぜーんぶ終わらせた。 スッキリ~♪ まだ効率化の余地があるな。作業手順を標準化せねば。
単純作業は、「いやだなー」と思ってやると苦痛だけど、 「会社が回っているなー」と実感しながらやると癒しになる♪- 2019年11月15日(金)
効率化の基本は『まず捨てる』。 設立してたった一年の私の会社でも、捨てられるものが既に一杯。 研修資料、OAツール、業務ルール、経営ポリシー、 ファイル、テンプレート、等。 捨てるコツは「法律で縛られていない」 「もう最新情報ではないかも知れない」「半年使わなかった」なら、 無条件に無慈悲に捨てること。
- 2019年11月16日(土)
最近のエンジンの掛かりの遅さは何だろうか。 「一人ぼっち株式会社」でコレは深刻な経営課題なので、 全ての作業を止めて分析モードに入る。 …分かった。今年1月に独立起業し、 目指していたことを凡そ達成し、 いま「一段落感」があるのだ。 知っている、知っているぞ。 この「一段落感」は、猛毒なんだ。
「なんかやりたくないなー」ってことも、 意義が分かって、自分なりの工夫のしどころに気づくと、 めっちゃ面白くなるし、集中できる。 どんな作業でも(勉強を含む)、 そのことは可能なのだけれど、 その状態に至るまで(エンジンが掛かるまで)に、 結構な時間を要する。この時間をゼロ秒にできないかな。
- 2019年11月17日(日)
どうもぉー、一人ぼっち株式会社で、 笑顔と土下座のルンペン社長をやっとりまーす。 お金のためでなく、世のため人のために頑張りまーす。 でも、もっと広く大きく世のため人のためになるには、 お金も必要なんだって、 最近ちょっと分かってきましたぁ~♪(吐血)
現代は、お金を稼ぐ手段が非常に多い。 アイディア次第で大金を集めることも可能になった。 これは朗報でも悲報でもあると思う。 「お金」という【価値の中間状態】の価値がどんどん低下するから。 「お金を持っていること」の価値が、 「お金を使ったり稼いだりするプロセスを設計・改善する能力」 に比べて、相対的に益々小さくなっている。
- 2019年11月18日(月)
私は一人ぼっち株式会社でルンペン社長をやっとります。 勤務時間も勤務場所も自由です。 収入は、頑張った分だけ増えるし、 サボった分だけ減ります。単純明快です。 逆に、もしも、一定の月給が保証され、 部課ごとのKPI管理も無い環境で、 フレックスタイムや在宅勤務が利用できたら、 私は凄くサボるでしょう。
カバンの中を見ていたら、 前回出張時の交通費(新幹線乗車券類)の領収書が出てきた。 台紙に糊付けしていないのは明白だが、 もしかすると経費管理台帳にも記載していないかも知れない。 出張から帰って来た時の精算チェックがぬるい…。 そういえば会社勤めの時は未精算だと催促メールが来たよなぁ…。
その後、確認してみたら、やっぱり 経費管理台帳にも記載してありませんでした。自己嫌悪…。- 2019年11月19日(火)
『フルスロットル・バニー』という名曲があってだな。 歌詞に「♪生まれ変われるような瞬間、アクセル全開〜」 という部分があってだな。 本当にそう思える瞬間は人生に何度も無くて、 私は2020年がラストチャンスだと思っている。 最高の上昇気流に乗れたら、 どこまで吹き上がれるのかを、今からイメージしておこう。
- 2019年11月23日(土)
本日までに、966万円使って403万円の入金がありました。 「1万円札で1万円札を買う」を繰り返した方が儲かるじゃん…(血涙)。
- 2019年11月26日(火)
多くの人が間違っているのは、「能力の無さを責める」こと。 あなただって私だって何かについては全くの無能だ。 能力が足りなければ、能力を伸ばすか、他の方法を考えるか、 どっちかしか無い。相手を責めても能力は伸びない。 一時的に気合いが入るだけ。
これは何も個人にだけ言えることでは無い。 会社の「能力 capability」を見誤っている経営陣が、 ヒステリックに気合いを入れても、 業績は一時的にしか改善しない。 必要なのは、計画的で地道な 人材開発・組織開発・事業開発・業務ブロセス改善・IT投資。- 2019年11月28日(木)
お客様に喜んで頂けた分の価値Aに対して、 それより低い価格Bを頂く。 その差A−Bが、お客様にとってのおトク感だ。 私はそこにコストCしか掛けていない。 その差B−Cが、私の利益だ。 A>B>C であることが、しっかりバリューを出せた、ということ。
今日もしっかりバリューを出せました♪- 2019年12月2日(月)
いま多くの企業が「論理思考」(ロジカルシンキング)の 基礎研修を行っていますが、 「プロセス思考」も基礎研修として重要になると、 私は考えています。
2020年の流行語大賞に『プロセス思考』を入れられないかな、 と思っています。私利私欲じゃなく、 今のニッポンを元気にするために。 『プロセス思考』は新奇な概念でも 知っている人が僅かしかいない方法論でもないのだけれど、 十分に広まっていなかったり、 腹落ちしている人が少なかったりで、 ニッポンの組織的なパワーになっていない。
むしろ、かつてのニッポンのパワーの秘訣が 『プロセス思考』だったのだと思う。 しかし、世界が複雑化・曖昧化し、 とんでもないスピードで変化していく現在、 一部の『プロセス思考』の達人が設計したプロセスに 皆が従うのでは、もう間に合わない。 「一億総プロセス思考」が求められているのだと思う。- 2019年12月4日(水)
突然ですが本日ワタクシ、「ウルトラ休養日」とさせて頂きます。 仕事のことも、家庭のことも、一切忘れます。 自分の趣味のことすら忘れます。 クラゲのように、ただ漂う1日を過ごそうと思います。 これはこれで、贅沢だと思うのです。 と、いうことで、昼間っから激辛ラーメンとレモンハイ♪
- 2019年12月5日(木)
私は、ひとりぼっち会社の社長をやっていますが、心の中で 「社長役:もっと稼げ」 「社員役:好きなことしたい」 「スタフ役:ルールを守れ」と、 いろいろな役割が葛藤しています。 …あぁそうか、これらの役割を別々の人に割り当てたのが、 普通の(たくさん人のいる)会社なんだな~。
「やり始めてしまえば、短時間で終わる」と分かっていても、 着手するのが「めんどうくさい」と感じ、 なかなか着手できない作業って、何なんだろうな。 「慣れ」の問題なのかな。 私の現在の対応策は、 作業を「単純作業」と「頭を使う作業」に分割し、 とにかく「単純作業」から着手する、というもの。
色々な面倒事がドドっと訪れると、何もしたくなくなる。 思考停止状態になる。 でも、問題を「因数分解」して、進められるところは 少しずつでも進めていくと、残りは結構何とかなる。 問題を大きなカタマリのまま捉えていると、 打つ手が無いようでも、 部分に分けていけば、活路が見えてくる。
- 2019年12月7日(土)
そういえば、ちょうど去年の今頃、 独立起業することを周囲にカミングアウトしたのだった。 果たして自分に会社なんか作れるのか、運営できるのか、 そもそも仕事を頂けるのか、不安で一杯だった。 あれから一年。 順調とは言い難いけれど、なんとか仕事は回っており、 「まだだ、まだ終わらんよ」と頑張っております。
- 2019年12月8日(日)
生きていて楽しいかと聞かれたら、楽しい。 生きていて苦しいかと聞かれたら、苦しい。 生まれてきて良かったかと問われたら、良かった。 生まれてこなかったほうが良かったかと問われたら、 それだけは断じて無い。
「不適切な動画投稿」とか 「違法な情報持ち出し」とかの事件を見ると、 「他人を雇う」「他人に任せる」ことの恐ろしさを思い知る。 プロセス設計できる人だけが仕事を持ち続け、 プロセスに従うだけの人は ドンドン人工知能やロボットに置き換えられていくだろう。
- 2019年12月9日(月)
私は、「人類が生き残ろうと足掻く」ことは 正しいわけでも倫理的・道徳的なわけでもないと思うが、 これ以外に究極的な目標など設定できないし、 少なくともそれは美しい。 人は崇高な理想など持たなくて良いのではないか。 単細胞生物や犬猫と同じく「生き残りたい」と願う、 それだけで良いし、それ以上は蛇足なのではないか。
企業が変革の必要性と目的を「 顧客価値創造のため」「社会が抱える課題の解決のため」と 外部化するのは、先の読めない現代において 完璧に正しい指針だが、結局のところこれは 「生き残る」という目的を内部から外部にスライドさせたに過ぎない。 考える範囲と複雑さは増えたが、目的は何も変わっていない。
すると「目的」については実にシンプルな哲学が確定する。 行為の目的の源泉は「ただ生き残るため」であり、 他の目的はその手段に過ぎない。 そして、その唯一の例外は「私(=世界)が生まれて死ぬこと」であり、 そのことには(生き残るという目的を設定できないので) 何の目的もない。実にシンプルだ。
個人・企業・国家、何であれ、 何か「目的」を定める時には、 それは全て『生き残る』という目的の傘の下に位置付く 仮の(下位の・聞こえの良い・一見上品な)目的に過ぎない。 だから何であれ「目的」を定めるなら、 なりふり構わずケモノのようにそれを追求すれば良いのだ。 「生」の内実は、実にシンプルなのだ。- 2019年12月10日(火)
「学校の怖い話」ならぬ「会社の怖い話」。 経営陣は全社の業務プロセスを現場が知っていると思っている。 中間管理職は部下のやっている仕事の内容が分からない。 現場は自分の業務手順がなぜこのようになっているのか 知らずに実行している。 そして、その業務手順は現場担当者の頭の中にしか無い。
- 2019年12月15日(日)
どうも〜、ひとりぼっち株式会社のルンペン社長で〜す。 デスクトップPCが壊れたら事業課題。 ヤル気が出ないのは経営危機。 インフルエンザ陽性の診断は営業停止処分。 日々ビクビクしながら、笑顔と土下座で頑張ってま〜す♪
- 2019年12月16日(月)
マクドナルドCEOが社内恋愛を理由に解任。 この流れは、日本にも来るだろうな。 ハラスメントに関する法整備も進んでおり、 最高裁判決も厳罰化の傾向。 社内恋愛がこじれれば、即、経営問題に発展し得る。 マトモな経営者なら、社内恋愛(に繋がるような行動)を 規約として禁止する方向に動くだろう。
どうしても社内の人を好きになったら、 仕事を変えるしかなくなる。 一方で、日本でも終身雇用制度が崩壊し、 生涯のうち何度も転職するのが当たり前になりつつある。 だから、仕事と恋愛を明確に線引きし、 「社内で芽生えたお付き合いを継続したいなら、 どちらかが会社を変えて下さい」と言われることの理不尽さも、 徐々に薄まっていくのだろう。- 2019年12月17日(火)
疲れた〜。講義やファシリテーションで、 一日中立ちっぱなし、脚が棒に。 でも、しっかりバリューを出せました。 サラリーマン時代は、遥かにバリューを出せて無かったのに、 年収はずっと高く、安定していた。 「やりたくないことをずっと一杯やらされていたから、 安定して一杯お金を貰えていたんだな」と、妙に納得。
- 2019年12月19日(木)
紙にパンチ穴を空けファイルに閉じる際、 穴が破れないよう補強するシール「バンチラベル」が 無くなったので、忘れずに買わねば。 でも、絶対忘れそう。 何のプロセスに思い出す工程を組み込めば良いだろう。 文房具屋の近くで思い出す仕掛けが必要だ。 …と、悩んでいるうちに文房具屋を発見し、無事ゲット。
iPhone標準アプリ「リマインダー」の 「指定場所で通知」を使うと良いのかも。- 2019年12月24日(火)
出版とは、著者と出版社の共同作業なんだと実感した。 もちろん「著者が何を言いたいか」が大事なのだが、 それと同程度以上に 「読者が何を得られるのか」「売れるのか」が尊重される。 意見が対立した場合は、 著者と出版社の両方が満足できる高次の解を探す。 多くの討論を経て、本は編まれていくのだ。 とても良い経験になった。
- 2019年12月25日(水)
ある大企業の経理担当者が 「毎年何十億円もの【意味の分からない入金】があり、 請求書や契約書との突合せに膨大な時間を掛けている」 と言っていて、「まさか」と思ったが、 実際自分で会社を経営し入金確認していると、 月末締めで「ごちゃっ」と合計された入金金額の分解は、 確かにそれなりに面倒なパズル。
- 2019年12月26日(木)
なにせ一人ぼっち会社なので、 私個人の「ど忘れ・見落とし」が即、業務事故になる。 そのためスケジュールやメールは三重チェックしている。 先週、デスクトップPCのモニタが壊れて、 数日間は二重チェック運用になった。 業務上全く問題無かったのだが、何か不安だった。
年度末決算のため領収書などの一年分の経費確証等を整理。 台紙に貼った、裏が黒い磁気切符用紙の領収書や明細書が、 剥がれてきている。 たわみを直して糊を増量し貼り直すなど悪戦苦闘していたら、 娘(15)から「セロハンテープで貼ったら?」とのコメント。 …初めて娘を天才だと思った。
- 2019年12月28日(土)
脱サラ起業し、創立記念日が 2019年1月11日 の弊社も、 12月26日を以って、初年度の業務をすべて終了しました。 そこでお金の出入りを精査してみました。
まず、一年分の経費をチェックしてみると、 なぜか「全経費明細の単純合計」と 「月別費目別経費の合計」が合わない。 調べてみると、明細の一つの支払日が「2019年4月31日」という 存在しない日付で入力されているのが原因でした。 完璧だと思っていても、どこかでミスしているものだと、 しみじみ痛感。
さて、集計結果は以下の通り:- 【支出】創立費を含む支出総額は1,072万円。 但し2020年1月に支払い予定の12月分のサービス利用料や 12月分社会保険料・税金等を含めた金額は1,124万円。
- 【収入】入金実績440万円。 但し2020年1月に入金予定の、 請求書送付済分を含めた金額は757万円。
初年度決算としては757万円-1,124万円=367万円の赤字。 …でも、初年度は赤字でも良いのです。 赤字は次年度以降にも持ち越せるし。 それよりも何よりも、自分でゼロからこしらえた会社で、 実際に「お金を回せた」こと、そのことの方が ずっとずっと大きな価値があると思っています。法人口座の通帳と経費台帳を突き合わせ中、 振込手数料が合っていない場合があるのを発見。 よく見ると通帳の明細には「手数料」と記載されている金額が、 ATMで印字される「ご利用明細票」には、 「振込手数料」と「利用手数料」と、 別々の欄に分けて印刷されている! この(ATM時間外)「利用手数料」が抜けていたのだ。 素人がゼロから立ち上げた会社なので、 思わぬところに抜け漏れが残っているなぁ…。 やっぱり一年は回さないと、完璧にはならないな。
一通り経費管理台帳のチェック作業を終えたところ……… あれっ?法人口座の通帳が無い!どこにしまった? さっきATMで記帳した後、まさか、どこかで落とした? いや、家に帰ってきたから見た記憶もあるが…。 でも無いぞ、カバンにも棚にも床にも机にも、どこにも無いぞ? まさか年賀状と一緒にポストに入れてしまったか? 警察に紛失届を出した方がいいのか?うわああぁっ!?
…と、一瞬パニックになったが、 デスクトップPC用の無線キーボードの下から、ひょっこり出てきた。 さっき、領収書を台紙に糊付けする作業の際、 無線キーボードが邪魔なので位置をずらしたのだが、 その時、通帳の上に置いてしまったのだろう。 …はぁ~、寿命が縮まったわ~。 再発防止策として、事務作業時の道具や資料の定位置も決めよう…。- 2019年12月29日(日)
昨年の今日(2018年12月29日(土))は、無職でした。 今年は、自分で作った会社の通帳を見ながら 除夜の鐘を聞くことになります(ゴォォ~ン)。 …さぁっ、前職の退職金が尽きるのが先か? 起業した会社が軌道に乗るのが先か? 娘(15)も息子(10)も、これから益々カネがかかるのに、 パパ大丈夫か? …ああっ、2020年は、マジで勝負の年だっ!
- 2020年1月1日(水)
昨年の元旦は、起業に向けて作業環境のセットアップをしていた。 何か手を動かしていないと心配で仕方なかった。 今年の元旦は、テレビを見たり書初めをしながら まったり過ごす予定。あと、ひとりぼっち株式会社という体裁は 維持するが、ビジネスはスケーラブルにしたい。 ぼんやり色々構想する年の初め。
やはり金額目標を定めないと、ピリッとしないな。 そうだなぁ~。取り合えず「2020年度は、 2019年度の3倍のお金を回す」というのを目標にしよう。 昨年の3倍、お金をいただく。昨年の3倍、お金をつかう。 (…んで、損益としてはギリギリ赤字になるくらいを目指す。) …うわぁ、これを月別の予算に割り振ると、かなりハードだわ。 個別に案件を回すフロービジネスだけでなく、 やっぱり安定した収入をもたらす ストックビジネスを組み立てないとなぁ…。
- 2020年1月2日(木)
私は商売人というより研究者で、 自分を露出したり身なりを整えたりするのが苦手。 勉強しなくちゃ。 でも、お金さえあれば勉強しなくても セルフブランディングコンサルや イメージコンサルに指導してもらえば良い。 経費処理だって資料作成だってアウトソーシングできる。 何なら会社経営自体丸投げできる。
つまり、お金さえあれば、 「自分が得意で、かつ、やりたいこと」以外は、 全部「その筋のプロ」に任せてしまえば良い。 「お金を儲けること」も「お金で善行を積むこと」も、 他人に任せられる(投資や寄付)。 それも究極的には「自分のため」だ。 お金は、"貯める"のではなく、自分のために、"回す"のだ。- 2020年1月6日(月)
2020年度版の収支管理台帳を作成した。 一年前(起業直後)には、どう予実管理すべきかも 全くの手探りだったのが、 今は一年分の実績データがあるので、色々とお金の流れを予想できる。 今年は「もっと世のため人のためになるには、どうしたら良いか」を、 考え続け、試し続ける一年にしよう。
今日で定期券が切れる。 初年度は自宅からシェアオフィスまでの定期券を買ったが、 無駄遣いだったなぁ。 特に年度の後半は、シェアオフィスには殆ど足を運ばなかった。 自分の行動パターンや顧客の分布までは読めなかったから、 仕方ない。 明日からの定期券は、購入区間を自宅と秋葉原だけに狭める。
- 2020年1月7日(火)
税理士の先生の指示で、 年末調整用に 「前職の源泉徴収票」「生命保険控除証明書」 「社会保険控除証明書」「国民健康保険納入通知書」 および会社の通帳コピーをpdf で送る。 この後、「源泉所得税納付書」「償却資産申告書」も作る。 …うむ、全ての書類は捨てずに分別保管していたので 直ぐに対応できた。よしよし。
起業日記をつけていたお陰で、 退職~起業の「社会保険→国民保険→社会保険」の切り替えの流れとか 整理できていたため、年末調整にあたり 「あれ?これって何だっけ」とかならずに済んでいる。 「起業から、最初の年度の決算を終えるまで」を一通り経験したら、 気持ち的には随分ラクになれると思う。
サラリーマン時代には、経費処理とか年末調整とかって、 「とにかく面倒」と思っていた。 でも、自分で会社を作り、自分事として 必要性を理解しながら手続きを進めていると、 不思議と面倒さを感じない。 これって全ての仕事について言えることだ。 必要性を理解し自分事として取り組むなら、仕事は楽しい- 2020年1月9日(木)
年末年始、ずっと「なぜ私は事業をするのだろう」 と考え続けていたら、なんだかアタマがおかしくなってきた。 もう「世のため人のために働き、対価を頂いて、 豊かな生活をする」で、いいじゃないか。 …その「世」や「人」が究極的には無意味かどうかは、 「事業をする私」が考えることではなさそうだ。
- 2020年1月10日(金)
週休二日制がスッカリ定着しているので、 Googleカレンダー・iPhone・Windows 全ての週間表示を (旧)日曜日→土曜日 から(新)月曜日→日曜日 に変更した。 これで週末(土曜日・日曜日)の予定がパッと見える。 でも、紙のカレンダーは変えようが無いな…。 「日曜日始まり」って、何の意味があるの?
「キリスト教の考え方なら、一週間の始まりは日曜日」 「国際標準(ISO)では、生活や実務上の一週間の始まりは月曜日」 なのだそうな。 日本はアメリカに倣って日曜日始まりにしているそうだが、 月曜日始まりに変えて欲しいなぁ~…。 あっ、Outlookのカレンダも月曜日始まりに変えたよ。 これで完璧。
カレンダーの週間表示を日曜始まりから月曜始まりに変えたら、 「金曜日が終わった後に連続2日間の自由時間がある」 という情報が視覚に飛び込んできて、 金曜日は仕事の終わりでなく週末の始まりという感じがしてきたし、 日曜日の午後に月曜日のことを思って憂鬱になることもなくなった。 これ、いいな!
何で一斉に週刊表示を月曜始まりに切り替えようと思ったかというと、 日曜日の用事を忘れたことが何度もあったから。 土曜日の用事は一週間ずっと視界に入っているのに、 日曜日の用事は翌週の表示をしないと視界に入ってこない。 翌週の仕事の確認をする時に、 「これがあったか!」と慌てるハメになった。
日本のカレンダーのデフォルトが日曜日始まりであることが、 無意識のうちに「毎週二連休が貰えている」 「連続48時間を自由に使える」という素晴らしい現実を、 ぶった切ってしまっているのではないか。 「休む土曜日・備える日曜日」みたいな 色をつけてしまっているのではないか。 …私だけ?- 2020年1月18日(土)
税理士の先生から「法人口座の通帳」のうち 「管理台帳」に無い明細が2件あるとの指摘を頂いて 真っ青になる。 覚えてないよー! …でも、Webでデビットカード利用明細を調べると、 出張時のAPAホテルとANA航空券の代金と判明。 過去の利用明細・領収書を印刷、確証を揃えられた。 出張時精算が甘いぞ私。反省…。
- 2020年1月19日(日)
シェアオフィスの郵便物転送サービスは、 『毎月15日締め、3営業日以内に転送、 この3日間は受取りも問合せも対応不可』というルール。 納税期限の1/20(月)に必要な書類を税理士先生から 1/15(水)に送って頂いたが、 1/19(日)現在自宅に未達、 日曜日は郵便局が配送しない。 1/20(月)午前中に無事届くのかっ!?
結局、シェアオフィスの郵便物転送サービスを 停止してもらうことにした。 良く訪館するので直接受け取ることが多いし、 今回のような場合 「いつ発送したのか」 「郵便局で止まっているのか」 「家族の郵便物に混じっていたのか」 など不安になる。 いざとなったら取りに行けば必ずある という状態の方が安心。
1月20日朝に税理士からの郵送物が届けば、 直ぐ銀行に行き、源泉所得税を納付する。 もし1日でも遅れると、 罰則で「不納付加算税」(誤りに気付き 自主的に納付する場合は金額の5%)を納める。 但し、不納付加算税の金額が5千円未満の場合で、 一年以内に遅延が無ければ、免除される。 …何はともあれ、届くよう祈る!- 2020年1月20日(月)
納税は、奇跡的に間に合った! ダメ元で近所の郵便局に問合せたら 地区郵便局の電話番号を教えて貰い、 事情を話したら急いで確認してくれて、 何と税理士先生からの書類が配達直前だったので 留め置きして貰い、タクシー飛ばして窓口で受取り、 その足で銀行に行って納税完了。 午後のアポイントにも影響無し!
地区郵便局からの折り返しの電話で 「郵便物、ありました」と言われた時は、 思わず「女神様〜」と思ってしまいました(笑)。 あぁ、私は神に愛されているっ! …でも、八方手を尽くしたからこそ掴んだ奇跡だ、 とも言える。「天は自らを助けるものを助く」だな。 …まず自分から動かないと、幸運に出会うことすらできない。- 2020年1月23日(木)
50歳にして独立起業し、一年経過、いよいよ初決算。 税理士先生より「年度を跨る費用と収入を、 どちらに算入するか、詳しく聞きたい」とのこと。 そうなんだよなあ、 現金が動く瞬間(キャッシュフロー)と、 収益を計上する日付って、ズレるんだよな。 薄々知っていたけど、 今回は自分事としてしっかり理解しよう。
- 2020年1月26日(日)
税理士先生と決算打合せ。 「完璧な収支管理状態。顧客の中でダントツ一位」と、 お褒め頂きました(笑)。プロセス思考の賜物♪ 出版費は全額2020年度に計上すべきかも知れず、 その場合は2019年度は僅かながら黒字決算になるとのこと。 起業後の初年度から本業で利益を出せたのだから、 偉いじゃんワタシ♪
税理士先生より「会社の事業として YouTuber やるのも 全然オーケー、カメラや照明も経費で落として問題ない」 とのお墨付きを頂きましたので、 本気で YouTuber 目指すことにしま~す! プロセス思考を広めるのが目的だけれど、 どうせやるなら収益化を目指したい。 道は遠いが、焦らずコツコツ頑張るぞっ♪- 2020年1月27日(月)
東京都都税事務所に償却資産申告書を届けに行く。 税理士先生とも確認したが、 そんなご大層な資産など持っていないので、 「該当無し」と書いただけ。 それを、時間を使い電車賃を払って、届けに行く。 …何かムダだよなぁ。
- 2020年1月29日(水)
お客様は皆、私が「ひとりぼっち株式会社のルンペン社長」 だとご存じなので、フロア移転の際などに大量に集まる、 捨てる予定のクリアファイルなどを、 「どうぞどうぞ、持っていってください」と お恵み下さいます。お蔭様で弊社は、創業以来、 クリアファイルを調達したことがマジで一度もございません。
- 2020年1月30日(木)
「お前の企業理念は良く分かったが、 幾ら払ったら何をしてくれるのかが、 サッパリ分からん」…と言われ、 全くその通りだと深く反省した。 もう起業して一年経つのだ。 「私はどんな商品なのか」を、 そろそろ明確に自覚する必要がある。
- 2020年2月8日(土)
2019年1月に独立起業、いよいよ初年度決算も大詰め。 …といっても、もう数字は確定しているので、 「国税庁・麹町税務署」「東京都主税局」 から届いた申告書類を、 税理士先生にスルーパスするだけ…のはず。 ブ厚い申告書類をパラパラッと眺めたが、 脳が理解を拒否したので、封筒にそっと戻しました…。
- 2020年2月11日(火)
税理士先生と決算打合せ。 書籍代は翌年度計上とし今年度は 売上約800万円、当期純利益約23万円で確定。 首の皮一枚で初年度黒字スタート。 税金も約15万円納付済み。 立派な貸借対照表や損益計算書を見て 「わあっ、会社みたい♪」と言ったら、 税理士先生から「会社です…」と冷静に突っ込まれました(笑)。
無事に決算も終わり納税も済ませ、 形式的ではあるが株主総会議事録も作成した。 ひとりぼっち株式会社なので、総会出席者も一人、 監査役も無し、説明するのも自分、承認するのも自分。 友達がいないので孤独にママゴトをしている、 かわいそうな子供の物語みたいな議事録になった…。
とにもかくにも、起業して、 最初の決算を無事に終えられました。 これで「一通りの業務」を経験したことになります。 一歩一歩、地歩を固めて、 世のため人のために、頑張っていこうと思います。 - 2019年6月1日(土)
業革日記 完 |
■その後のオマケ
- 2020年6月9日(火)
また税金のお知らせが。 私の会社は2019年1月1日時点では存在しなかったが、 2020年1月1日には存在していたので、 この6月から、会社の所在地でなく 「従業員が居住している区」から『給与所得等に係る特別区民税・都民税』の 特別徴収義務者に指定された。 なぜ居住している区に会社が納税せなアカンのか?
2019年度の初年度決算を終えて、一通りの税金や事務は理解したかなー と思っていたら、また新たな税金が出てきて、 コロナで売上激減中なので精神的にヘコむ。 それだけでなく 「毎月、法人口座から現金を引き出し、現金で納入」 「(自分自身に振り込む)給与から天引き」という 「手間」が増えることにイラッときた。 こんなの、口座振替か何かで納税させてくれよぉ…。 - 2020年9月18日(金)
学費に関する助成金関連の財団から、電話で問合せが来る。 マイナンバーで2018年度の納税状況を照会したところ、 その年だけ何故か妻の住民税の支払い状況が分からないので、 確認して欲しいとのこと。 源泉徴収票を良く見ると、確かに、 妻が控除対象配偶者に入っていない。 実態も妻の収入はずっと0で、前職の会社のシステムに その通り入力したのに、控除対象者フラグが印刷されていない。 …前職の人事部、何かやらかしたか?
どこか一か所手続きがバグっていると、 リカバリの手順を確認したり、対応したりというのが、 非常に面倒。それでも、葛飾区の対応は素晴らしかった。 総合窓口に電話で問合せしたら、 税務課の専門家に即繋いで頂き、 システムで直ぐに状況を確認、リカバリ手続きを 整然と説明してもらえた。行政サービスも進化している! 2つの手続きを並行して対応すれば良いとのこと。
- 平成30年度分の確定申告書を作成し、 税務署に持参・提出する。
- 妻の名義で「特別区民税・都民税申告書」を作成し、 「14. 収入の無かった方・少なかった方の記載欄」 に、私に扶養されていたことを記載の上、 区役所に持参・提出する。
- 2020年9月24日(水)
平成30年分の源泉徴収票に 妻の「配偶者控除」が抜けていた件の対応で、 今日は仕事を休んで役所巡り。
まずは区役所に行って、 「特別区民税・都民税申告書」の提出。窓口では、- 妻の名義で申告書を作成し、 「14.収入のなかった方・少なかった方の記載欄」 に私を扶養者として記載の上 提出するのではなく
- 私の名義で申告書を作成し、 「3.所得から差し引かれる金額に関する事項」の 「(19)~(20)配偶者控除」に妻の名前を記載の上 提出する
職員さんからは、 「前職の平成30年度の年末調整で 配偶者控除が抜けていたのは、ちょうど税制が変わって 年収1,000万円超えると配偶者控除が受けられなくなったので、 会社側が空白にしたのでは」と言われた。 「給与所得控除後の金額」は1,000万円未満なので 控除対象のはずだが、前職会社の人事部門のミスなのかな。 でも、人事部門の新税制対応ミスだとすると、 社員の多い会社だったので、 もっと大きな問題になっていそうなものだが。 しかし、問題に気付いて修正対応をしたけれど、 ちょうど年末で退職した私は修正申告して貰えなかった、 と考えると、一応、辻褄は合うな…。 ま、真相は闇の中、ということで。次は税務署に行く。 「確定申告」を行えば良いとのことで、予め 国税庁サイト『確定申告など作成コーナー』で指示通りに入力。 「(48)還付される税金」の額が銀行に振り込まれるらしい。 印刷する時に「本人控え」を印刷するか否か チェックボックスがあり、 PDFが手元にあるので、まぁ印刷するまでも無いか、 と思ってチェックボックスを外す。 窓口で「控えが無いと、確かに受け付けましたよ、 という確証をお渡しすることができないのですが」 と言われ、シマッタと気づく。 なるほど「控え」には、そういう意味もあったか。 でもまぁ、もう一度仕事を休んで 税務署まで来るのは大変なので、 控えは不要と告げて受理して頂いた。 今度からは気を付けよう。 …っていうか、「控え」の印刷有無を チェックボックスで選べるようにしてあるの、 ちょっと罠っぽいよな。
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